- 2006年6月 6日 10:53
一般に設計と言えば、設計図の上にプランニングやデザインを描くものと思われていますが、それ以外にも事業予算計画や全体スケジュールの作成、建築法規をはじめ法律のチェックや施工会社の選定など、建物を設計していく上で必要な多くの専門的な作業が含まれます。
先生の使い勝手、特にスタッフと患者さんの動線を考えることは、今の診療所設計では必須です。この聞きなれない動線とは、限られたスペースの中でスタッフや患者さん等、人の流れや動きを効率的にするための概念です。
基本的な医療建築とは、医師にとって医療従事空間であり、医師が医療従事をするアトリエ的なものです。従いまして、医師の個性が表れます。しかし、決められた資金計画の中で建築費用の占める割合は大きく、中でも電気、給排水、空調関係等の建物に対する設備工事を設計段階でいかに工夫するかが、後々の医院を運用させていくための課題となります。
更に、設備工事は個人個人の医師が必要とする医療機器や器具等の設置場所により、費用面で大きく変化するため、重要な要素となります。
実際に施工に入ると、様々な問題が生じます。先生が思われたものとイメージが違ったり、追加工事が必要になったりと多種多様です。そうならない為にも、事前に十分話し合いを行ない、追加費用の取り決めなどを行い、スケジュールどおりに施工が進むよういたします。